寒さが緩んだ北海道内で5日、スキー場などの管理されたコースではなく、自然の山中を滑走する「バックカントリー(BC)スキー」の事故が相次いだ。
5日午前11時25分ごろ、ニセコ地区の羊蹄山(1898メートル)で、BCスキーをしていた札幌市豊平区の会社員の藤島裕之さん(35)が行方不明になったと、家族から消防に通報があった。午後2時ごろ、真狩村側の斜面で藤島さんが発見されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。
倶知安署によると、藤島さんは発見時、体の一部が雪に埋まった状態で、雪崩が発生した形跡があった。藤島さんは父親と2人で入山し、途中で分かれて滑降していたという。
十勝地方の清水町のペケレベツ岳(1532メートル)では午後0時20分ごろ、BCスキーをしていたパーティーから「雪崩に1人巻き込まれた」と110番通報があった。新得署によると、パーティーは4人組で、60代ぐらいの男性が雪崩に巻き込まれた。5日の捜索では見つからず、6日も捜索を続ける。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル